その他と銘打ちましたが、オセアニア・アジア・アフリカの名牝たちです。
ニュージーランド
ホーリックス (Horlicks)
功績 | 芝2400m世界レコードでジャパンカップ制覇 |
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現役期間 | 1986-90 |
成績 | 40戦17勝[17-10-2-11] |
主な勝ち鞍 | ジャパンC 豪マッキノンS DBドラフトクラシック連覇 TVニュージーランドS2勝 |
重賞 | GI6勝 GII1勝 GIII1勝 |
主な子孫 | 子世代:ブリュー(メルボルンカップ) 孫世代:フィウミチーノ(豪ダービー) |
表彰 | ニュージーランド競馬殿堂入り |
記念競走 | 新アローフィールドスタッド(ホーリックス)プレート(GI) |
オグリとの大激戦が印象的なホーリックス。
コックスプレート2着こそあったものの、ニュージーランドでもそれなりの成果しか出せていなかった彼女ですが、マッキノンSを制覇して来日しJC制覇。そして帰国後もGI勝利。競走馬としての円熟期に来日できたことが最大の勝因だったのかもしれないですね。
レッツイロープ (Let’s Elope)
功績 | 6連勝で豪主要GIを制圧 |
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所属 | ニュージーランド→オーストラリア→アメリカ |
現役期間 | 1990-94 |
成績 | 26戦11勝[11-0-5-10] |
主な勝ち鞍 | 豪メルボルンC 豪コーフィールドC 豪マッキノンS 豪オーストラリアンC |
重賞 | GI4勝 GII3勝 GIII1勝 |
主な産駒 | ウスティノフ(AAMIヴァーズGII) |
表彰 | オーストラリア競馬殿堂入り ニュージーランド競馬殿堂入り |
記念競走 | 豪レッツイロープS(GII) |
メルボルンC、コーフィールドC、コックスプレート。この3つは日本でいう秋古馬三冠くらい大事な豪州3大レースです。
無論そのうちの2つを制し、日本でいう大阪杯くらいの格がある(諸説あり)マッキノンSも勝ってるレッツイロープはGI4勝といえど歴史的名牝です。
戦績に目を通すと、これらの勝ち鞍は全て連勝中に記録したものであり、トウカイテイオーのJCに参戦した頃には既に衰えが来ていたようです。
サンライン (Sunline)
功績 | 当時の南半球最多GI勝利&4年連続NZ年度代表馬 |
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現役期間 | 1998-2002 |
成績 | 48戦32勝[32-9-3-4] |
主な勝ち鞍 | 豪コックスプレート連覇 豪ドンカスターマイル2勝 香港マイル 豪クールモアクラシック2勝 豪オールエイジドS2勝 ワイカトスプリント連覇 豪マニカトS フライトS |
重賞 | GI13勝 GII12勝 GIII2勝 |
表彰 | オーストラリア競馬殿堂入り ニュージーランド競馬殿堂入り |
記念競走 | 豪サンラインS(GII) |
普通であればこの馬がオセアニア最強の名牝だったはずが、今世紀に入ってから豪州競馬のインフレが止まらず、今では微妙な立ち位置に。それでも最強クラスの名牝です。
オセアニア特有の異常な出走ペースで連戦を続けた彼女は、5歳秋の香港マイルで地元の年度代表馬フェアリーキングプローン相手に香港マイルを制覇。
オセアニア特有の長い現役期間は続き、7歳まで現役を続けGI13勝。当時の歴代の世界の牝馬の中で最も多くGIを勝ち、引退しました。
メロディベル (Melody Belle)
功績 | 史上唯一のニュージーランドトリプルクラウン |
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現役期間 | 2016-2021 |
成績 | 41戦19勝[19-1-6-15] |
主な勝ち鞍 | トリプルクラウン(チャレンジS2勝、ウィンザーパークプレート3勝、スプリングクラシック2勝) ニュージーランドS2勝 豪エンパイアローズS WFAクラシック ワイカトスプリント ソーンドンマイル マナワツサイアーズプロデュースS |
重賞 | GI14勝 GII2勝 GIII1勝 |
表彰 | ニュージーランド競馬殿堂入り |
史上唯一のNZトリプルクラウンを達成した馬です。(トリプルクラウンと言っても古馬三冠で、香港のそれとほぼ同じです)
後述するウィンクスを彷彿とさせる末脚を持った彼女は、1400、1600、2000mの古馬GIを連戦しトリプルクラウン達成。返す刀で豪GIエンパイアローズSも制覇。以降も勝利を積み重ね、サンラインを超えるGI14勝を挙げ引退しました。
インペラトリス (Imperatriz)
功績 | 1年間でG1を6勝&4連勝 |
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現役期間 | 2020-2024 |
成績 | 27戦19勝[19-3-1-4] |
主な勝ち鞍 | 豪ウィリアムリードS連覇 豪ブラックキャビアL 豪ダーレーCS 豪マニカトS 豪モイアS ワイカトSP レイルウェイS ブリーダーズS レヴィンクラシック |
重賞 | GI10勝 GII4勝 GIII2勝 |
表彰 |
逃げて良し、番手でも良し、出負けしても最悪外回して差せる。そういった自在性は名馬の資質としては必須ですが、たった1000mのG1で出負けしてこんだけ豪快に外回して差せる牝馬がいようとは…普段のレースっぷりが優等生なので余計にその自在性が際立ちます。
それもニュージーランドでチャンピオンになってから満を持してオーストラリアに殴り込んで、きっちり大きい所を獲って引退。ロードカナロアすらも彷彿とさせる主人公の経歴ですね。ニュージーランド育ちのスプリンターとしては牝馬であることを抜きにしても最強格なんじゃないでしょうか。
引退後は約6.8億円で落札され、パンサラッサがシャトル種牡馬として繋養されるユーロンスタッドへ。夢の配合は見られるのでしょうか。
オーストラリア
マカイビーディーヴァ (Makybe Diva)
功績 | 史上唯一のメルボルンカップ3連覇 |
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現役期間 | 2002-05 |
成績 | 36戦15勝[15-4-3-14] |
主な勝ち鞍 | メルボルンC3連覇 コックスプレート タンクレッドS オーストラリアンC シドニーC |
重賞 | GI7勝 GII3勝 |
表彰 | オーストラリア競馬殿堂入り |
記念競走 | 豪マカイビーディーヴァS(GI) |
メルボルンC3連覇の凄さは、同距離の天皇賞(春)に置き換えてみると分かりやすいと思います。
3年も3200を走れるスタミナを持続させることすら難しいのに、このレースはハンデ戦なので勝てば勝つほど斤量が重くなっていきます。
3年目のメルボルンCは牝馬ながら58kgを背負っていました。それでも勝ってしまった伝説の名牝です。
ミスアンドレッティ (Miss Andretti)
功績 | 国内GIレコード勝ち3回&英GIIレコード勝ち |
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現役期間 | 2004-07 |
成績 | 29戦19勝[19-3-2-5] |
主な勝ち鞍 | マニカトS スプリントクラシック ライトニングS オーストラリアS ニューマーケットH |
重賞 | GI5勝 GII4勝 GIII2勝 |
表彰 | オーストラリア競馬殿堂入り |
記念競走 | 豪ミスアンドレッティS(リステッド) |
世界で最もスプリント路線が熾烈なオーストラリア競馬で、GIレコード勝ちを3回記録できる馬は滅多に現れません。
しかもイギリス遠征で現GIのキングズスタンドSをレコード勝ち。さすがに中3日で挑んだGIは大敗したものの、そのスピードは欧州でも抜きん出ていました。
モアジョイアス (More Joyous)
功績 | 重賞18勝 |
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現役期間 | 2009-13 |
成績 | 33戦21勝[21-1-2-9] |
主な勝ち鞍 | クイーンエリザベスS クイーンオブザターフS連覇 ドンカスターマイル トゥーラックH ジョージメインS フューチュリティS フライトS |
重賞 | GI8勝 GII9勝 GIII1勝 |
表彰 | オーストラリア最優秀中距離馬(2011/12) |
全盛期が他の名馬と時期が重なったが故に影が薄い馬です。
スプリント〜2000まで走れる馬だったのですが、スプリントはブラックキャビア(後述)、2000はソーユーシンクという殿堂入り名馬が同時期にいた上に、地元のシドニーだと強いけどメルボルン遠征するとなぜか弱い馬だったため、コックスプレートで勝てなかったのも痛いですね。
日本で例えるなら阪神が超苦手なシンボリクリスエスみたいな馬だったのでしょう。
ブラックキャビア (Black Caviar)
功績 | 無敗でGI15連勝 |
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現役期間 | 2009-13 |
成績 | 25戦無敗 |
主な勝ち鞍 | ライトニングS3連覇 TJスミスS2勝 英ダイヤモンドジュビリーS スプリントクラシック連覇 ウィリアムリードS連覇 BTCカップ ニューマーケットH CFオーアS グッドウッドH ロバートサングスターS |
重賞 | GI15勝 GII7勝 |
表彰 | オーストラリア競馬殿堂入り |
記念競走 | 豪ブラックキャビアライトニングS(GI) |
馬体重600kg超というちょっと考えられない身体付きから繰り出される超高速回転の豪脚が持ち味の伝説の名牝です。
↑のレースはいわく付き。ブラックキャビアが最初で最後の海外遠征を敢行し、キャリアの中で唯一僅差勝ちに終わったレースなのですが、最後に騎手が手を緩め、2着馬が来た瞬間慌てて追っているのがお分かり頂けるでしょうか。
レース後に故障が判明し、走りにも影響があったとされているため騎手も違和感を感じて流したんでしょうが、こんな事やっても勝てるという事実が余計に彼女を神格化させました。2着が先述したムーンライトクラウドですからね。
未だに世界最強のスプリンターはこの馬だと言われています。
ウィンクス (Winx)
功績 | GI世界最多勝&獲得賞金額世界1位&重賞33連勝 |
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現役期間 | 2014-19 |
成績 | 43戦37勝[37-3-0-3] |
主な勝ち鞍 | コックスプレート4連覇 ジョージライダーS4連覇 チッピングノートンS4連覇 クイーンエリザベスS3連覇 ジョージメインS3連覇 ターンブルS連覇 ウィンクスS ドンカスターマイル コーフィールドS エプソムH クイーンズランドオークス |
重賞 | GI25勝 GII9勝 GIII1勝 |
表彰 | オーストラリア競馬殿堂入り |
記念競走 | 豪ウィンクスS(GI) 豪ウィンクスギニー(GIII) |
GI25連勝、重賞33連勝、獲得賞金は日本円で21億円超の規格外の怪物です。海外遠征を1度もせず引退したため実は弱い説が流れてたりしますがそんな訳がありません。
ウィンクスは連勝記録持ちの馬としては珍しく後方から追い込むタイプの馬でした。基本的に大外から差し切るレーススタイルを主としていましたが、ハイレベルGIでそれを可能にしていたのが、上がり3ハロン最速31秒8とかいう馬離れした豪脚でした。基本的に直線が中山より短い豪州競馬でこの脚を使えた結果、無敵になりました。
んなアホなと思う方は↑のターンブルSをどうぞ。この位置取りで勝てるんだからそりゃもう何しても勝てます。ピーキーな脚質なのにここまで安心して見られる馬はウィンクスとディープインパクトくらいでしょう。
ベリーエレガント (Verry Elleegant)
功績 | 1400、1600、2000、2400、3200mでGI制覇 |
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現役期間 | 2018-22 |
成績 | 42戦16勝[16-8-4-14] |
主な勝ち鞍 | メルボルンC コーフィールドC チッピングノートンS連覇 タンクレッドS 豪オークス ランヴェットS ウィンクスS ターンブルS ジョージメインS バイナリースタッドS |
重賞 | GI11勝 GII2勝 GIII1勝 |
表彰 | オーストラリア年度代表馬(2020/21) ニュージーランド競馬殿堂入り |
そんな事あっていい訳ないだろって戦績をしてます。距離適性1400-3200。狂っとる。2400mGIを勝った2走後に1400mGI勝ったりしてるのでローテもめちゃくちゃです。
戦績にムラこそあれど着実に勝利を積み重ねた彼女はGI11勝を挙げ、凱旋門賞を見据え欧州に移籍。しかし馬場が合わなかったか衰えが来たか連敗。レートが足りず凱旋門賞にも出られなくなり、牝馬限定長距離GIに出走するも7着。踏んだり蹴ったりの渡欧となりました。
アルゼンチン
バヤコア (Bayakoa)
功績 | GI年間7勝&史上初BCディスタフ連覇 |
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所属 | アルゼンチン→アメリカ |
現役期間 | 1987-91 |
成績 | 39戦21勝[21-9-0-9] |
主な勝ち鞍 | BCディスタフ連覇 スピンスターS連覇 サンタマルガリータH連覇 ミレイディH連覇 アップルブロッサムH ヴァニティH ラフィアンH 亜パレルモ大賞典 |
重賞 | GI12勝 GII2勝 |
主な子孫 | 孫世代:フォートラーンド(BCクラシック) アフルーエント(QE2世チャレンジCS) |
表彰 | アメリカ競馬殿堂入り |
記念競走 | 米バヤコアS(GIII) |
当時のアルゼンチン競馬はかなりハイレベルで、GI馬がアメリカ移籍することも少なくなかったのですが、バヤコアはその中でも抜けてハイレベルでした。
後にGI7勝で引退しキングヘイローの母になるグッバイヘイローを幾度となく2着に沈め、1年間でGIを7勝。翌年も勝利を重ね、BCディスタフを連覇しました。
パセアナ (Paseana)
功績 | GI年間6勝 |
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所属 | アルゼンチン→アメリカ |
現役期間 | 1990-95 |
成績 | 36戦19勝[19-10-1-6] |
主な勝ち鞍 | BCディスタフ アップルブロッサムH連覇 ミレイディH連覇 サンタマルガリータH2勝 スピンスターS サンタマリアH ヴァニティH 亜エンリケアセバル大賞 |
重賞 | GI11勝 GII5勝 |
表彰 | アメリカ競馬殿堂入り |
記念競走 | 亜パセアナクラシック(GII) |
この馬も圧倒的な好成績を残しているのですが、バヤコアと活躍時期が近く、バヤコアの方が勝利数も多いため過小評価されがちです。アメリカ移籍後は1度も掲示板を外さなかった安定感と、↑のBCディスタフ圧勝はもっと評価されていいはず。
ミステリブル (Miss Terrible)
功績 | GI7連勝(当時の世界記録タイ) |
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所属 | アルゼンチン→アメリカ |
現役期間 | 2002-06 |
成績 | 18戦10勝[10-3-0-5] |
主な勝ち鞍 | エンリケアセバル大賞 ポージャデポトランカス大賞 亜1000ギニー エストレージャスJF ポトランカス大賞 ホルヘデアトゥーチャ大賞 エリセオラミレス大賞 |
重賞 | GI7勝 GII2勝 |
表彰 | アルゼンチン年度代表牝馬(2002) |
欧州年度代表馬ロックオブジブラルタルがGI7戦連続出走&連勝で世界記録を樹立した2ヶ月後、2〜3歳でGIを7連勝し、大記録に並んだのがミステリブルでした。
7連勝のあとアメリカに移籍したのですが、初戦のゲイムリーH4着のあと、2戦目の一般競走で骨折。復帰後も体調が整わず、GIII2勝、GIサンタモニカH2着ののち引退となりました。
アフリカ
イピトンベ (Ipi Tombe)
功績 | 3ヶ国で国際重賞制覇&全連対 |
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所属 | ジンバブエ→南アフリカ→アメリカ |
現役期間 | 2001-03 |
成績 | 14戦12勝[12-2-0-0] |
主な勝ち鞍 | ドバイデューティフリー ダーバンジュライ SAフィリーズギニー |
重賞 | GI3勝 GII2勝 GIII2勝 |
記念競走 | 南阿イピトンベチャレンジ(GII) |
南アフリカの名伯楽、マイク・デコック厩舎の名牝①。連戦連勝を重ね、南アフリカ版有馬記念的な大レース・ダーバンジュライを制覇し、UAEに拠点を移します。(デコック師はUAEにも国際厩舎を構えていた)
そして3戦3勝でドバイデューティフリー(現ドバイターフ)を突き抜け完勝。アジアの頂点に立った彼女は今度は北米に転厩しましたが、脚部不安がきて最終的に引退。無事ならBCマイル制覇も見られたかもしれません。
サンクラシーク (Sun Classique)
功績 | 牝馬初のドバイシーマクラシック制覇 |
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現役期間 | 2006-08 |
成績 | 15戦9勝[9-0-2-4] |
主な勝ち鞍 | ドバイシーマクラシック ウーラヴィントン2200 マジョルカS ケープフィリーズギニー |
重賞 | GI4勝 GIII1勝 |
南アフリカの(中略)デコック厩舎の名牝②。
フジキセキがオーストラリアでシャトル種牡馬してた時に生まれた子で、南アフリカでデビューすることになりました。カネヒキリと並びフジキセキの最高傑作とも称される馬です。
イピトンベよりは成績にムラがあるものの、3歳時に古馬相手にGIを2勝し、例のごとくUAEに移籍。イピトンベとは適性が異なるため、距離の長いシーマクラシックを目標に調整され、3戦3勝、シーマはコースレコードで勝利。
以降はイギリスのKGVI&QESを目標に渡欧しましたが、故障して引退となりました。
イググ (Igugu)
功績 | 南アフリカ初の牝馬三冠 |
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現役期間 | 2010-13 |
成績 | 18戦10勝[10-3-1-4] |
主な勝ち鞍 | ダーバンジュライ ケープタウンメット ウーラヴィントン2000 南アフリカ牝馬三冠 |
重賞 | GI4勝 GII3勝 GIII1勝 |
南(中略)名牝③。師はこの馬を「手掛けた馬の中でもベストホース」としています。それを裏付けるように、史上初の南アフリカ牝馬三冠を達成。そして南アフリカ三大レースのうちダーバンジュライとメットを制覇。
例のごとくUAEに移籍させる予定だったのですが、「アフリカ馬疫」という伝染病の影響もあり予定が大幅に遅れ、1年経ってUAEで走るとなぜか全く勝てなくなっていました。
三大レースを完全制覇した馬は1頭もいません。この馬ならできたでしょうし、結果論ですが国内に留まっていればGI10勝も夢ではなかったかもしれません。
その他
備忘録も兼ねて気持ち多めに取り上げてます。
【ニュージーランド】
イシリアル(Ethereal)
メルボルン、コーフィールドC制覇
シーチェンジ(Seachange)
ニュージーランドGI7勝
【オーストラリア】
エマンシペーション(Emancipation)
ドンカスターマイルなどGI6勝
デインリッパー(Dane Ripper)
コックスプレート、マニカトSを制覇
リサーチ(Research)
豪ダービー&オークス両制覇
オルテンシア(Ortensia)
唯一のアルクオーツスプリント勝ち牝馬
タイフーントレイシー(Typhoon Tracy)
GI6勝のマイラー
【アルゼンチン】
ブループライズ(Blue Prize)
BCディスタフを制覇した亜オークス馬
ブルーストライプ(Blue Stripe)
↑の妹。BCディスタフはマラサートに惜しくも敗れる
【南アフリカ】
オースザンナ(Oh Susanna)
1月開催のGIケープタウンメットを3歳で制覇(113年振りの大記録)
【UAE】
サッジャー(Sajjhaa)
ドバイデューティフリーとジェベルハッタを制覇
まとめ
ここまでお読み頂き、お疲れ様でした。感謝よりお疲れ様でしたが先に来る文章量です。
ここ40年限定と期間を設ければそれなりに馬の数も絞れるだろうと考えたのが間違いでした。気が向いた時に飛ばし飛ばし読んでください。
選出は個人の主観ですし、誰もが納得するものを作れたとは思いませんが、強い馬が知りたい方の一助になったら幸いです。
牡馬編は…反響次第です。
それでは。
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