【競馬】世界の「最強牝馬」をまとめてみた

北米も欧州とは別物なので解説置いときます。

英=イギリス
愛=アイルランド
仏=フランス
米=アメリカ
加=カナダ

S=ステークス
C=カップ
H=ハンデキャップ
BC=ブリーダーズカップ

競走体系はこちら

【主要3歳GI】
アメリカ三冠(トリプルクラウン)…ケンタッキーダービー、プリークネスS、ベルモントS

ニューヨーク牝馬三冠(トリプルティアラ)…エイコーンS、CCAオークス、アラバマS

その他3歳主要レース…トラヴァーズS、ハスケルS、ケンタッキーオークス

【ハイレベル古馬GI】
ダート…BCクラシック、BCディスタフ(牝)、BCスプリント、メトロポリタンH、パシフィッククラシック、ペガサスワールドC(ドンH)、ウッドワードS、ホイットニーS、アップルブロッサムH(牝) etc

芝…BCターフ、BCマイル、マンハッタンS、ソードダンサーS、加ウッドバインマイル

アメリカ

アメリカも80年代以前を含むなら間違いなくラフィアン(Ruffian)は入ってきます。レース映像を見たらわかる圧倒的強さ。走り切れたレースは全戦無敗の三冠牝馬。無事だったらどこまで勝ち星を伸ばせていたでしょうね。

ラフィアン以降の名馬はこちらです。

レディーズシークレット (Lady’s Secret)

功績1年でGI8勝
現役期間1984-87
成績45戦25勝[25-9-3-8]
主な勝ち鞍BCディスタフ ホイットニーH マスケットS連覇 ラフィアンH連覇 ベルデイムS連覇 ラカナダS サンタマルガリータH シュヴィーH
重賞GI11勝 GII3勝 GIII1勝
主な子孫孫世代:サウンドバリアー(フィリーズレビュー)
曾孫世代:サウンドキアラ(阪神牝馬S) マテンロウレオ(きさらぎ賞)
表彰アメリカ競馬殿堂入り
記念競走米レディーズシークレットS(1993-2011、GI)

米国最強馬セクレタリアトの最高傑作にして、40年近く経ってもなお未だに破られない大記録を打ち立てた名牝。
この記録の恐ろしい所は、GI年間8勝以前に年間15戦してるとこ。地方競馬か?
それで10勝(GII、GIIIも勝った)できてる時点でもうタフ以上の何かです。

もちろん当時のアメリカでも当たり前ではないローテと戦績だったため、「The Iron Lady(鉄の女)」と呼ばれていたそう。先述のトリプティクやイクノディクタスとタブりますね。

パーソナルエンスン (Personal Ensign)

功績生涯無敗
現役期間1986-88
成績13戦無敗
主な勝ち鞍BCディスタフ ベルデイムS連覇 マスケットS ホイットニーH シュヴィーH ヘムステッドH ブリゼットS
重賞GI8勝 GII2勝
主な子孫子世代:マイフラッグ(CCAオークス)
孫世代:ストームフラッグフライング(パーソナルエンスンH) ウォーエンブレム(米二冠)
表彰アメリカ競馬殿堂入り
記念競走米パーソナルエンスンS(GI)

日頃から競馬を見ている方なら、馬が無敗のままGIを勝ち生涯を終える事がどれだけ難しいかは理解されているはずです。それを成し遂げてしまったのがこの馬。
しかも彼女のキャリアは順風満帆ではなく、複雑骨折して2歳のBCを回避、復帰して脚にボルト入れたまま連勝を続けるというものでした。

そして史上初の無敗BC制覇を成し遂げ引退。
「ミス・パーフェクト」の異名で知られています。こっちはダイワスカーレットと被る。
産駒成績も抜群。日本でも子孫が走ってます。

ゴーフォーワンド (Go for Wand)

功績最後の1戦を除いて全戦連対
現役期間1989-90
成績13戦10勝[10-2-0-1]
主な勝ち鞍BCジュベナイルフィリーズ ベルデイムS マザーグースS マスケットS アラバマS テストS アッシュランドS
重賞GI7勝 GIII1勝
表彰アメリカ競馬殿堂入り
記念競走米ゴーフォーワンドH(GIII)

デビューからほとんど負けなし、圧勝も当たり前の暴力的な強さで、70年代の最強牝馬・ラフィアンの再来と持て囃された結果、ラフィアンとほぼ同じ最期を辿ってしまった悲劇の名牝です。

スカイビューティー (Sky Beauty)

功績最後のアメリカトリプルティアラ達成馬
現役期間1992-95
成績21戦15勝[15-2-2-2]
主な勝ち鞍ニューヨーク牝馬三冠 ゴーフォーワンドS ラフィアンH マザーグースS ヘムステッドH シュヴィーH メイトロンS
重賞GI9勝 GII2勝 GIII1勝
表彰アメリカ競馬殿堂入り
主な子孫子世代:ハリケーンキャット(英ホーリスヒルS・GIII)
玄孫世代:ジャスパープリンス(日エニフS連覇)

アメリカは3歳牝馬の最大目標ケンタッキーオークスが州が違うためかニューヨーク牝馬三冠(トリプルティアラ)に組み込まれていないため、牡馬三冠に比べ牝馬三冠が遥かに軽視されています。

なのでこの馬が最後の米国三冠牝馬です。三冠馬にふさわしい強さで世代最強の座に居座り続けました。

インサイドインフォメーション (Inside Information)

功績ブリーダーズカップ史上最大着差の勝利
現役期間1993-95
成績17戦14勝[14-1-2-0]
主な勝ち鞍BCディスタフ エイコーンS スピンスターS アッシュランドS ラフィアンH シュヴィーH
重賞GI6勝 GII2勝 GIII1勝
主な産駒スマッグラー(CCAオークス)
表彰アメリカ競馬殿堂入り
記念競走米インサイドインフォメーションS(GII)

スカイビューティーをハンデ戦ながら5馬身ちぎり頭角を現し、圧勝を繰り返しながら迎えた95年BCディスタフ。後述のセレナーズソング、同年GI4勝2着1回だったヘヴンリープライズを相手にしておいて、↑のレースを展開しました。冗談だろ?

BC史上最大着差の13馬身半差圧勝。4歳でしたがもちろんこれが引退レースとなりました。

セレナーズソング (Serena’s Song)

功績北米牝馬最高獲得賞金を更新
現役期間1994-96
成績38戦18勝[18-11-3-6]
主な勝ち鞍ハスケル招待H マザーグースS ラスヴァージネスS サンタアニタオークス ガゼルH ベルデイムS オークリーフS スターレットS サンタモニカH サンタマリアH ヘムステッドH
重賞GI11勝 GII3勝 GIII3勝
主な子孫子世代:ソフィスティキャット(コロネーションC)
孫世代:ウェイヴェルアベニュー(BCF&Mスプリント)
曾孫世代:オナーコード(ホイットニーS) グレナディアガーズ(朝日杯FS)
表彰アメリカ競馬殿堂入り
記念競走米セレナーズソングS(リステッド)

95年BCディスタフで5着に敗れたのは、ハスケルSで同世代の牡馬相手に完勝した3歳牝馬セレナーズソングでした。

そのBCの前走がこのベルデイムS。GI8勝馬ヘヴンリープライズとの叩き合いを制した彼女は、最終的にGIを11勝しました。

アゼリ (Azeri)

功績北米牝馬最高獲得賞金を大幅更新
現役期間2001-04
成績24戦17勝[17-4-0-3]
主な勝ち鞍BCディスタフ アップルブロッサムH3連覇 スピンスターS ゴーフォーワンドH ヴァニティH連覇 ミラディH連覇 サンタマルガリータH
重賞GI11勝 GII3勝
表彰アメリカ競馬殿堂入り
記念競走米アゼリS(GII)

11連勝でGI9連勝を達成。牝馬としてはレディーズシークレット以来となる米国年度代表馬にも輝きました。獲得賞金は400万ドルを突破。賞金女王となりました。

ゼニヤッタ (Zenyatta)

功績デビューから無敗19連勝
現役期間2007-10
成績20戦19勝[19-1-0-0]
主な勝ち鞍BCクラシック BCディスタフ アップルブロッサム2勝 レディーズシークレットS3連覇 クレメントLハーシュS連覇 ヴァニティH3連覇 サンタマルガリータH
重賞GI13勝 GII4勝
表彰アメリカ競馬殿堂入り
記念競走米ゼニヤッタS(GII)

最強牝馬は?と聞かれて日本人が真っ先にアーモンドアイ、欧州の人がゴルディコヴァやエネイブルを挙げるのと同じように、米国の人にとってゼニヤッタは特別な存在です。

当時の米国はダートではなくAW(オールウェザー)でレースが開催されることが多かった過渡期。そんな中ゼニヤッタは無敗で連勝。BCクラシックで牡馬をなぎ倒し米国最強馬となります。連覇を狙った引退戦は伏兵ブレイムにアタマ差敗れたものの、最強馬の地位は揺るぎませんでした。

ちなみに彼女の好物はギネスビール。銘柄にも拘りがある模様。馬もビール飲めるんですね…

レイチェルアレクサンドラ (Rachel Alexandra)

功績デビュー戦を除き全連対&ケンタッキーオークス20馬身差圧勝
現役期間2008-10
成績19戦13勝[13-5-0-1]
主な勝ち鞍ウッドワードS プリークネスS ケンタッキーオークス マザーグースS ハスケル招待S
重賞GI5勝 GII4勝
主な産駒レイチェルズヴァレンティナ(スピナウェイS)
表彰アメリカ競馬殿堂入り
記念競走米レイチェルアレクサンドラS(GII)

ゼニヤッタの幻のライバルがこの馬。
まずケンタッキーオークスを20馬身差で圧勝すると(!?)、VS牡馬に駒を進め、85年ぶりの牝馬によるプリークネスS勝利を達成。

ベルモントSではなく牝馬三冠のマザーグースSに進み19馬身差圧勝。ハスケルSで再び牡馬と対戦し、ベルモントS馬サマーバードに6馬身差勝利。そしてウッドワードSで古馬と対戦し、辛くも勝利。ダート中距離の古馬GIを3歳牝馬が牡馬を制して勝つのはグレード制導入以降恐らく初の快挙でした。

古馬になってからは調整の乱れでなかなか体調が整わず、何度も予定されたゼニヤッタとの対戦も幻に終わりました。期待されたマッチだっただけに、未だにたらればは尽きません。

ビホルダー (Beholder)

功績5年連続GI制覇&年間無敗(2015)
現役期間2012-16
成績26戦18勝[18-6-0-2]
主な勝ち鞍BCディスタフ2勝 ゼニヤッタS3連覇 パシフィッククラシック BCジュベナイルF サンタアニタオークス ラスヴァージネスS クレメントLハーシュS ヴァニティーマイルS
重賞GI11勝 GIII2勝
兄妹イントゥミスチーフ(4年連続北米リーディングサイアー)
表彰アメリカ競馬殿堂入り
記念競走米ビホルダーマイルS(GI)

米国競馬史上初の5年連続GI制覇や、パシフィッククラシックでの牡馬相手に8馬身差圧勝など、記録にも記憶にも残る名牝です。

衰えと闘いながら挑んだ引退レースが↑のBCディスタフ。後述する圧倒的1番人気の無敗馬ソングバードとマッチレースを繰り広げ、僅かにハナ差競り勝ってキャリアを終えました。

テピン (Tepin)

功績芝レース15連続連対
現役期間2013-16
成績23戦13勝[13-5-1-4]
主な勝ち鞍BCマイル クイーンアンS ウッドバインマイル ジェニーワイリーS ジャストアゲームS ファーストレディS
重賞GI6勝 GII3勝 GIII2勝
表彰アメリカ競馬殿堂入り カナダ競馬殿堂入り
記念競走米テピンS(リステッド)

アメリカ競馬はダート偏重で、どうしても取り上げる馬もダート馬ばかりになりがちですが、テピンは文句無しの芝の女王でした。

ダートで重賞初制覇を挙げたテピンは3歳時は伸び悩んだものの、フランス人のルパルー騎手に乗り替わり仕切り直すと、以降は全連対で4歳時にBCマイル制覇。一気に芝の頂点へ。

5歳時にはイギリスへ。芝マイル直線勝負のクイーンアンSで一早く抜け出し粘り切り、牡馬を蹴散らし見事に勝利。米国馬が欧州GIを勝つ事は滅多にないこと。それもロイヤルアスコット開催の大レースでの勝利。歴史的快挙でした。

帰国後もカナダでウッドバインマイルを制覇。米加両国で殿堂入りを果たしました。

ソングバード (Songbird)

功績GIで5度5馬身差以上つけて圧勝
現役期間2015-17
成績15戦13勝[13-2-0-0]
主な勝ち鞍CCAオークス サンタアニタオークス アラバマS BCジュベナイルフィリーズ オグデンフィップスH デラウェアH コティリオンS シャンデリアS デルマーデビュータントS
重賞GI9勝 GII2勝 GIII1勝
表彰アメリカ競馬殿堂入り
記念競走米ソングバードS(リステッド)

15戦13勝、2度の敗北はハナ差とクビ差、勝つ時は5馬身差以上も当たり前という孤高の逃げ馬、ソングバード。

引き離して逃げるのではなく、道中はある程度引き付け、最後の直線で脚を使って引き離せるのが彼女の強み。これを相手にマッチレースを繰り広げたビホルダーはやはり歴史的名牝ですね。

モノモイガール (Monomoy Girl)

功績連対率100%
現役期間2017-2021(2019全休)
成績17戦14勝[14-3-0-0]
主な勝ち鞍BCディスタフ連覇 ケンタッキーオークス 牝馬二冠 アッシュランドS ラトロワンヌS
重賞GI7勝 GII2勝 GIII1勝
表彰エクリプス賞最優秀3歳牝馬(2018)
エクリプス賞最優秀古牝馬(2020) (そのうち殿堂入りするはず)

変わった名前ですがソングバード同様、敗北はクビ差以下か降着のみの超一流牝馬です。
ニューヨーク牝馬三冠を狙えたものの、距離と賞金面で最後の一冠は回避。(アラバマSは賞金総額が60万$、コティリオンSは1着55万$)

でもコティリオンSは2着降着になり、BCディスタフを制覇したけど4歳は故障や疝痛で1年丸々棒に振るなど、かなりの不運に見舞われながらもGIを7勝しました。

マラサート (Malathaat)

功績全戦馬券内
現役期間2020-22
成績14戦10勝[10-3-1-0]
主な勝ち鞍BCディスタフ ケンタッキーオークス アラバマS スピンスターS パーソナルエンスンS アッシュランドS
重賞GI6勝 GII1勝 GIII1勝
表彰エクリプス賞最優秀3歳牝馬(2021)
エクリプス賞最優秀古牝馬(2022)

日本馬マルシュロレーヌが制覇したBCディスタフでキャリア唯一の3着になったのがこの馬。女王モノモイガール不在の一年に大躍進し、モノモイ復帰後も後述するレトルスカと三強体制を築いていました。
22年のBCディスタフは外から差して、3頭横並びになったゴール板前を僅かにハナ差抜け出し大激戦を制覇しました。

カナダ

ダンススマートリー (Dance Smartly)

功績牡馬相手にカナダ三冠達成&カナダ産馬初BC制覇
現役期間1990-92
成績17戦12勝[12-2-3-0]
主な勝ち鞍BCディスタフ カナダ三冠(クイーンズプレート、加プリンスオブウェールズS、ブリーダーズS) ウッドバインオークス
重賞GI1勝 GII1勝 加国内重賞8勝(内リステッド2勝)
兄妹スマートストライク(2年連続北米リーディングサイアー)
産駒スキャターザゴールド(加クイーンズプレート)
ダンススルーザドーン(加ウッドバインオークス)
表彰カナダ競馬殿堂入り アメリカ競馬殿堂入り
記念競走加ダンススマートリーS(GII)

カナダはパート1国ながらクラシックを国内の馬限定の競走としているため、アメリカのそれと比べると格落ちします。それでも牝馬が牡馬三冠を制覇するのは衝撃的なことで、ダンススマートリーの三冠は歴史的偉業でした。
そして三冠の勢いをそのままにBCディスタフも制覇。2つの国で頂点に立ちました。

レキシールー (Lexie Lou)

功績カナダ牝馬二冠と牡馬一冠&芝ダAW全てで善戦
現役期間2013-16
成績24戦10勝[10-4-4-6]
主な勝ち鞍クイーンズプレート ワンダーウェアS ウットバインオークス 加ナッソーS ダンススマートリーS オータムミスS
重賞GII2勝 GIII1勝 加リステッド6勝
主な産駒ダノンスコーピオン(NHKマイル)
表彰カナダ競馬殿堂入り

ダンススマートリーの三冠から20年が経ち、カナダ競馬はますます混沌としていました。カナダ牡馬三冠は一冠目がAW、二冠目がダート、三冠目が芝という鬼畜仕様に生まれ変わり、牝馬三冠もAW、AW、芝に。もちろんこうなってからは牡馬三冠は達成されていません。

唯一その鬼畜の所業に近い偉業を成し遂げたのが、レキシールーです。3歳春までは可もなく不可もない成績を残していた彼女でしたが、転厩してブリンカーを外すと急激に強くなり、牝馬三冠の緒戦を4馬身半差快勝。二冠目は回避し、牡馬一冠目のクイーンズプレートへ。(こうなったのは賞金面が大きそう。カナダはパート1国だが賞金水準が南関東や兵庫の地方競馬と同等。クイーンズプレートはダービーだから賞金もデカい)
無事勝利しダービー馬に。再び牝馬路線に戻ってきて芝のワンダーウェアSも3馬身差快勝。特筆すべきはそこからでした。

何戦か芝を使いアメリカ遠征でGIIIを制覇した後、ハリウッドダービーに出走。ここで2馬身差2着となったのですが、勝ち馬があの米国二冠馬カリフォルニアクローム。「最強牡馬まとめ」を書くとしたら間違いなく入ってくる馬の芝初挑戦の2着。賞賛に値する好走です。

カリクロはダート芝AWで勝利経験がありますが、レキシールーもそれぞれ重賞で連対してます。似たもの同士感がありますし、どちらもなんやかんやあって今は日本にいるので、いずれは2頭の産駒が見られたらいいですね。

メキシコ

レトルスカ (Letruska)

功績パート3国メキシコからアメリカへ挑みGI5勝
現役期間2018-2022
成績28戦19勝[19-1-1-7]
主な勝ち鞍アップルブロッサムH連覇 スピンスターS パーソナルエンスンS オグデンフィップスS メキシコ牝馬二冠
重賞GI5勝 GII1勝 GIII4勝 メキシコ国内GI2勝
表彰エクリプス賞最優秀古牝馬(2021)

競馬にはパート1〜3という国ごとのtier分けがあります。3は1とかなりのレベル差があるのですが、レトルスカはその壁を乗り越えました。メキシコからアメリカ競馬に挑み、モノモイガールをハナ差差し切りGI初制覇。オグリキャップくらいドラマチックな生涯を歩んでいます。

その他

ほぼ全てアメリカの馬です。イディオマティックは引退後即↑行きかと思われますので注目しましょう。ライバルのランダマイズドにも期待。

【アメリカ】
ウイニングカラーズ(Winning Colors)
 ケンタッキーダービー制覇
ヘヴンリープライズ(Heavenly Prize)
 GI8勝、BCディスタフ2年連続2着
エクストラヒート(Xtra Heat)
 ダート短距離路線で35戦26勝
シルヴァービュレットデイ(Silverbulletday)
 エクリプス賞2歳、3歳牝馬チャンピオン
ラグズトゥリッチズ(Rags to Riches)
 102年振り史上3頭目のベルモントS勝ち牝馬
ロイヤルデルタ(Royal Delta)
 BCディスタフ連覇
ハバディグレイス(Havre de Grace)
 ウッドワードSを制覇し年度代表馬に
ミッドナイトビズー(Midnight Bisou)
 GI5勝、幻の初代サウジカップ勝ち馬
イディオマティック(Idiomatic)
 重賞連対率100%の現役最強牝馬
【カナダ】
シーリーヒル(Sealy Hill)
 例のカナダ牝馬三冠を達成

【次ページ】オセアニア・南米・アフリカの名牝

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